テレビのお悩み編
突然画面が真っ暗に!
さっきまでついていたのに突然画面が消えたり、電源自体が切れたりする場合は、オフタイマーの設定がされていないかご確認ください。テレビの説明書を読んでいただき、リモコンのオフタイマーを解除してみてください。それでも改善されない、また、電源が切れた後、勝手についたり、画面が映ったり消えたり、テレビを軽くたたくとついたりする場合は故障の可能性が高いです。お近くの電気屋に修理の依頼をしてください。
テレビの電源が入らない
テレビの電源が入らない場合は、電源プラグがコンセントから抜けているか、テレビ本体の電源が『入』になっているか、またはテレビ本体の故障が原因か電源コードの断線などが上げられます。電源は入るが画面が映らない場合などは、テレビの線のさし間違えかソケットの故障・不具合、テレビ本体(ブラウン管や基盤など)の故障も考えられます。
まずは、電源プラグをコンセントに差し込み、テレビ本体の電源を『入』にしてテレビが映るか映らないかを調べてください。
それでも、テレビが映らない場合は、断線やテレビ本体の故障が考えられます。お近くの電気屋に修理の依頼をしてください。
断線したかも?
テレビコンセント、プラグ・ケーブルの接続部分や分配器などの断線による不良でよく耳にするのが窓や扉の隙間に通す「スキマケーブル」などの配線による断線が多いケースです。断線を診断するには、テスターなどの測定器で調べるのが確実です。
プラグの点検
プラグ内部の同軸ケーブル網線と心線が正常に接続されているか、または、接触していないか、外れていないかを点検します。
分配器の点検
屋外にある分配器の場合、雨などで錆びて接触不良を起こしていないかを点検します。
ケーブルの接続部の点検
中継ジョイント部で断線していないかを点検します。同軸ケーブルの心線が引っ込んでいないか、接続部の防水処理は問題ないか、などまずは目で見て不具合がわかる範囲であれば、その部分を修理・交換を行えば改善されます。目で見てわからない範囲はテスターなどを使うとどこで断線しているかより明確にわかります。
リモコンが効かない
リモコンの故障には大きく分けて2通りあります。まずリモコン本体側の故障ともうひとつはテレビ本体の受光器側の故障です。
リモコン本体に問題がある場合は、まず第一に疑う事はリモコンの電池が切れていないかをご確認ください。新しい電池に変えても同じような症状の場合は、リモコンボタンの不具合の可能性が高いと言えます。リモコンが分解できる仕組みであれば、分解していただきボタンの裏についている電気を通す部分とそれが密着する基盤があります。その両方をアルコールなどでキレイに清掃すれば回復します。あくまでご自分で分解する修理方法ですので、分解するのが苦手な方は、メーカーもしくはお近くの電気屋にご相談ください。
それでも回復が見られない場合は、ボタン以外の故障の可能性がありますので、お近くの電気屋にご連絡ください。
映りが悪い
テレビの映りが悪い原因はいくつか上げられます。まずは原因を突き止めて解決へと結びつけましょう。
まずは現在の状況をご確認ください。
すべてのチャンネルの映りが悪い
・アンテナのケーブルが抜けていたり、抜けかかっていたりしますので、確認していただきもしも抜けかかっているようであれば正しく接続し直しましょう。
・アンテナの向きが変わっていたり、折れたりしている場合があります。そのような場合は、お近くの電気屋にご相談してください。
特定のチャンネルのみ映りが悪い
・ご自宅に2台以上テレビがある場合は、他の部屋のテレビもチェックしてみてください。1台しか無い場合は、可能であればご近所に聞いてみてチェックしましょう。
・他のテレビの映りが正常であれば、チャンネルのチューニングのずれ、アンテナケーブルの接触不良、テレビ本体の故障などが上げられます。
・他のテレビも映りが悪い場合は、電波障害の可能性が高いと言えます。お近くの電気屋にご相談ください。
ノイズが入る
ノイズが入る可能性としては、様々な原因があります。アンテナのケーブル接触不良だったり、風などでアンテナ自身の向きが変わっていたり、折れていたり、チャンネルのチューニングがずれていたり、電波障害やテレビ本体の故障などが上げられます。まずは、アンテナ部分の確認、チューニングのずれなどを確認していただき、わからない事などはお近くの電気屋にご相談されるのがよろしいかと思います。電波障害の場合はいくつか原因がありますので、以下に記載します。
ブースター発振障害
特定のチャンネルのみにすだれ状の縞模様が出たり、画面の歪みなどが起こります。ひどい症状になると画面が消えて、音声さえ出なくなる場合もございます。ブースターとは、マンションなどの集合住宅で電波を分配するときや電波の弱い地域で画質を良くするために電波を強める機器です。必要最低限以上に電波を強くすると電波障害が起こる場合があります。
パルスノイズ障害
冷蔵庫や電子レンジ、エアコン、ドライヤーなどの家電品、また電力線や電車などが発生する電気ノイズが原因で画面上に無数のとぎれとぎれの線などが入ります。チャンネルに関係なく全てのチャンネルにノイズが入り、またテレビだけではなくラジオなどにも雑音が入ります。まずは、原因を知るために電気機器の電源を切ってみて、原因の特定をしてみると良いでしょう。対策としては、電気機器が原因の場合は、配置を変えたり、テレビやアンテナケーブルから離してみたりしてください。電力線や電車の高架線などが原因の場合は電力会社もしくは旅客会社に相談してみるのが良いでしょう。
ゴースト障害
いくつか原因があり、アンテナの向きや調整不良、近くにビルなどが建った場合に電波の反射によっての障害、アンテナケーブルの不具合、集合住宅などの共同受信装置の不具合などがあります。アンテナの向きやケーブル不良などは電気屋にご相談すれば問題ありませんが、ビルなどの高層建築物などによる電波障害はビルの管理会社との協議になります。集合住宅の共同受信装置による障害は、不動産管理会社などにご相談ください。
テレビの修理費用は?
音が割れる
スピーカーの音が割れる原因としていくつか考えられます。まず、スピーカー内蔵テレビでの音割れが発生した場合は、ボリューム部の故障、スピーカーの経年変化で大出力時に音割れがしたりします。その場合は、ボリューム部のパーツ交換やスピーカーの修理などで改善できます。ホームシアターなどでスピーカーが独立しているタイプなどでの音割れは、同じくボリューム部の故障、スピーカーの経年変化での音割れ、スピーカを接続している入力端子やケーブルのジャック部の不具合やジャックが取れかかっている場合などが考えられます。
まずは、ジャックが取れかかってないか、正しい接続がされているかなど確認してみて、正しく接続されていれば、ジャックの交換または、クリーニングをしてみましょう。電気屋で購入できる接点復活剤などを使ってみるのも良いでしょう。それでも改善できない場合は、スピーカー本体の故障もしくはトランジスタやコンデンサーなど電子制御部の故障が疑われます。基本的にスピーカーの修理は簡単な部品交換で直るケースが多いためお近くの電気屋に相談するのが良いかと思います。
また、故障とは関係なくスピーカー本体が壁などに設置している場合などに接合部分や壁の振動による異音・雑音の可能性もあります。スピーカーがしっかりと置かれているか、接合部分は緩んでないか、スピーカーの下に何か挟まっていないかなど目で見える範囲で確認するのが良いでしょう。